〈ヴィターリー・カネフスキー トリロジー〉ぼくら、20世紀の⼦供たち

1993年／83分／フランス
■監督：ヴィターリー・カネフスキー　■出演：パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ

ソ連解体後の混沌としたロシア、
社会から弾き出されたストリート・チルドレンたち

「動くな、死ね、甦れ！」「ひとりで生きる」が2作連続してカンヌ国際映画祭で受賞を果たし、国際的な評価を得たカネフスキー監督による初のドキュメンタリー作品。ソ連という社会体制が崩壊した後、カネフスキーはロシア各都市の路上で暮らす子供たちにカメラを向け、彼らに家族の存在や日々の暮らし、好きな音楽、人生観などを尋ねていく。窃盗、強盗、売春、そして殺人…残忍性をエスカレートさせていく彼らの裏側に、傷つきやすい感受性があることにカネフスキーは気づく…。