〈実相寺昭雄監督作品集〉宵闇せまれば

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1962年／43分／日本（併映：「東京幻夢」（14分））
■脚本：大島渚　■出演：斎藤憐、清水紘治、樋浦勉、三留由美子

© 實相寺吾子

密室の中で、４人の男女の死を賭けたゲームが始まる──

宵闇迫る頃の、とあるアパートの一室。この時間は大嫌いだという虚無的な若者たちが集っている。遊びにも飽きた頃、ちょっとしたミスからガスの栓が外れてしまった。勢いよく吹き出すガス。その時、一人が提案した。「ガスを出しっぱなしにして、誰が一番最後まで部屋に残れるか、賭けをしよう」－－こうして四人のゲームが始まった…。
大島渚がテレビドラマ用に書いた没台本を、実相寺が引き取り自主制作した短編映画。TBSの有給休暇を使い、『ウルトラセブン』と『怪奇大作戦』の間に京都で撮影した。